希薄な人間関係や没個性が散見される現代において、いまいちど、臨床を通じて人を元気にする人の魅力を醸成したいと思っています。臨床は人が人をよくする場であるため、人が自立していきます。また最近は国も「国民の健康の鍵は口腔にあり」ということで少しずつバックアップを強めてくれています。
もともと健康は、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして、社会的にも、すべてが満たされた状態のことです。その健康を回復し、その健康維持を楽しく続けていくプロセスそのものを楽しむことができることに、医療の価値があります。その価値を感じることができると、人を歓ばすことが楽しくなり、そこから生まれる人や組織が社会を成熟させていきます。医療は人を元気にするだけでなく地域を元気にし、関わる人を笑顔にする力があります。和気藹々とした臨床の場を大好きな萩の地に根付かせていきます。